映画『君たちはどう生きるか』が伝えたかったこと、疑問部分

映画『君たちはどう生きるか』が伝えたかったことと自分が映画を観ていて疑問に思った部分を洗いざらいどう解釈していったのか記載しました。 謎のままの部分が多いので、また2回目も観に行きたいと感じる作品でした。

登録は簡単!. 無料です
または 登録 あなたのEメールアドレスで登録
映画『君たちはどう生きるか』が伝えたかったこと、疑問部分 により Mind Map: 映画『君たちはどう生きるか』が伝えたかったこと、疑問部分

1. 自己紹介

1.1. ンメダと申します。

1.1.1. 宮崎駿は好きですが、 宮崎駿ファンという程でもないですし、 ジブリファンという程でもないです。 普通に宮崎駿好きな人です。

2. 前置き

2.1. 今作の映画、前情報がかなり少なかったのを皆さんはご存知でしょうか。

2.1.1. タイトル『君たちはどう生きるか』

2.1.2. このタイトルは吉野源三郎氏の小説『君たちはどう生きるか』(1937年)から採られている。

2.1.3. 物語は宮崎駿の完全オリジナル

2.1.4. 作中の人物がこの小説を読んでいるという設定がある。

2.1.4.1. しかし、作品の中身と小説とは関係がない。

2.1.5. ジャンルは「冒険活劇ファンタジー」

2.1.5.1. 活劇とは

2.1.5.1.1. 立ち回りなどが激しい

2.1.5.1.2. アクション味の強い

2.1.6. 2023年7月14日公開

2.1.7. この情報を2023年7月12日に知り、 7月14日の朝一の映画の席をすぐに予約し、 本屋に走り吉野源三郎氏の小説『君たちはどう生きるか』(1937年)を買って、 映画を見るまでの2日間で頑張って読みました。

2.1.7.1. 本はそんなに多くは読まないので結構時間がかかりました。

2.1.7.1.1. 8時間くらい?

2.1.7.2. 全部で約300ページ

2.1.7.2.1. その内、約200ページ分くらいは説教タイム(笑)

2.1.7.3. 「面白いか?」

2.1.7.3.1. 「面白くなかった」と私は答えます。

2.1.7.4. でも、「読んでよかったか?」なら

2.1.7.4.1. 迷わず「はい」と答えます。

3. 更に前置き

3.1. ここから先の情報はネタバレばかりです。

3.1.1. 今作『君たちはどう生きるか』

3.1.2. 吉野源三郎氏の小説『君たちはどう生きるか』(1937年)

3.1.3. 特に、今作の『君たちはどう生きるか』を未視聴の方はブラウザバックしてください。

3.1.3.1. 既に映画を観た方たちと情報共有できればなと思ってこの動画は撮っています。

3.2. 本当に、多くの方に今作を素の自分の状態で楽しんでいただきたい

3.3. これらの点にも目を瞑っていただきたいです

3.3.1. 私の記憶が曖昧な部分があること

3.3.2. 作品を見るうえでの前提知識が間違っていることがあると思います。

3.3.2.1. 間違っていたらコメント欄などからご指摘お願い致します。

3.3.3. 解釈の仕方については、人それぞれだと思う

3.3.3.1. あくまでも解釈の一つであり、 私の個人的な解釈であると思っていただければと思います。

4. 『君たちはどう生きるか』が伝えたかったこと

4.1. 1番伝えたかったこと

4.1.1. 吉野源三郎氏の小説『君たちはどう生きるか』(1937年)を次世代を担う若者に読んでほしい

4.1.1.1. ↓の「疑問」部分の解説で説明します。

4.2. 2番目に伝えたかったこと

4.2.1. スタジオジブリの崩壊

4.2.1.1. これも↓の「疑問」部分の解説で説明します。

4.3. これら2つを念頭に映画の場面を観ていくことにしましょう。

5. 『君たちはどう生きるか』時代背景(年代)

5.1. 私自身、歴史に詳しくないので、 「それくらいの年代か~」くらいの気持ちで聞いてください。

5.1.1. あくまで私個人の予想です。

5.2. 維新後に隕石が振ってきた

5.2.1. 明治維新が終わったのが1868年

5.3. その30年後、大叔父様が隕石の工事に着工し屋敷を建てた

5.3.1. 1900年頃

5.4. 最初のシーン:眞人の母が居る病院で火事

5.4.1. 戦争が始まって3年目とのこと

5.4.1.1. 戦争とは1941年12月に開戦されたものを指している

5.4.1.2. よって、病院の火事は1944年のこと

5.5. 眞人と父は郊外へ疎開(新しい母となるフユコに出会う)

5.5.1. 戦争が始まって4年目とのこと

5.5.1.1. 1945年

5.5.2. このタイミングで物語は展開されていきます。

5.6. 眞人と父と母(フユコ)らがまた東京に戻った

5.6.1. 戦争が終わって2年後とのこと

5.6.1.1. 戦争が終わったのが1945年

5.6.1.2. 1947年

6. 君たちはどう生きるか「疑問」

6.1. 個人的には全部で42個ありました。細かいのも拾っています。

6.2. 1.~5.

6.2.1. 1.△どうして眞人(主人公)の母(ヒミ)の居る病院が燃えたのか

6.2.1.1. 戦争中で爆撃にあったからと予想

6.2.2. 2.△どうして眞人の父はフユコ(眞人の母の妹)と再婚したのか

6.2.2.1. 姉妹なので、顔が似てるから?

6.2.2.2. もしくは元々不倫していた?

6.2.2.2.1. 病院が燃えた時点から1年後に 赤ちゃんが産まれそうな状態になっている。

6.2.2.2.2. 現代人の私の感覚だと

6.2.3. 3.△どうして眞人と父は郊外へ疎開してきたのか

6.2.3.1. 父が飛行機の疎開先の工場で工場長をやっていた?

6.2.3.1.1. 仕事の都合で疎開

6.2.3.2. フユコがそこで暮らしていたから?

6.2.3.3. 上記2つのことから、 父は会社の中で地位が高く、 地位の高い人の中ではあの郊外にフユコも居て都合がよいから 転勤願いを出してあの工場に転勤させてもらった

6.2.4. 4.〇なぜアオサギなのか

6.2.4.1. 嘘をついているからサギ

6.2.4.1.1. ちなみに

6.2.4.1.2. だから、色は関係が無い

6.2.5. 5.×あのアオサギは一体どういう生命体なのか

6.2.5.1. 不明💧

6.3. 6.~10.

6.3.1. 6.〇眞人が学校に行って他の学徒と仲良くできなかったシーンの後、 自分で石で頭をぶって出血させた理由

6.3.1.1. 学校に行かなくても良い重症を負うため

6.3.2. 7.〇フユコが眞人に優しく接しようとしているのに 眞人がフユコのことを好きになれなかった理由

6.3.2.1. 本当の母親では無いのに母親のような顔をしていると感じたから

6.3.3. 8.×アオサギが現世の動物たちを操って眞人にまとわりつかせることが出来た理由

6.3.3.1. 謎。幻術の類かもしれない

6.3.4. 9.△アオサギに対して振った木の棒が粉々にされたが、 便所でまた元に戻っていた理由。 そして手に持った瞬間また朽ちた理由

6.3.4.1. 演出の一種かなと

6.3.4.1.1. ばぁばたちのうちの一人が「この屋敷では度々不思議なことが起きる」と言っていた

6.3.5. 10.△あの館はなんなのか?

6.3.5.1. そもそも発端は維新後に振ってきた隕石

6.3.5.1.1. 明治維新が終わったのが1868年

6.3.5.2. その30年後、大叔父様が隕石の工事に着工し屋敷を建てた

6.3.5.2.1. 1900年頃

6.3.5.2.2. 建てる段階で多くの死者を出した

6.3.5.3. ここで大叔父様は現世から消え、あっちの世界に行ってしまった。

6.3.5.4. 不思議なパワーを持っている理由は深堀すると謎に満ちたまま

6.4. 11.~15.

6.4.1. 11.△どうしてフユコはあの屋敷へ行き、あっちの世界へ行ったのか?

6.4.1.1. フユコがつわりでしんどそうにしていた際に 眞人が心無い反応をしたことにショックを受けた

6.4.1.2. 上記に合わせてアオサギが要らんこと言ってそそのかした?

6.4.2. 12.〇吉野源三郎氏の小説『君たちはどう生きるか』(1937年)について (ここが今作の一番大きなターニングポイントになります)

6.4.2.1. 挿絵がある見開きのページが2つ、映画では一瞬だけ映された

6.4.2.1.1. ページ12

6.4.2.1.2. ページ270

6.4.2.1.3. この物語がどういうものかと説明しようと思いますと、 なにせ300ページもある小説ですのでいささか難しいと感じます。 (こんな雰囲気の文章が多い作品でした。)

6.4.2.2. 眞人がこの本を読んで涙を流したのは、 きっと心の中でコペルくんに自分を投影させていたからでしょう。

6.4.3. 13.〇なぜ眞人は嫌いだったフユコをすぐに探しに行く決心をしたのか

6.4.3.1. 小説の話にあった内容がポイント

6.4.3.1.1. コペルくんの叔父も「立派な人間になってもらいたい」と願っていた

6.4.3.1.2. 全ての人が仲が良い世の中

6.4.3.1.3. 過ちを認め謝る

6.4.4. 14.×アオサギに対して弓矢を放った時の「7番の羽?矢?」とは何の話なのか

6.4.5. 15.△あっちの世界に引きずり込まれる際、 キリコが「行きたくない!」と言っていたのはなぜなのか

6.4.5.1. そもそも神隠し的な言い伝えが屋敷にあったから

6.4.5.2. 単純に不気味だから

6.4.5.3. あっちの世界の事情を知っていて「行きたくない!」と言ったのか

6.5. 16.~20.

6.5.1. 16.×石の墓はなんだったのか

6.5.2. 17.×どうしてペリカンが急に押し寄せてきたのか

6.5.3. 18.×どうしてペリカンがアオサギの羽を見て一歩下がったのか

6.5.3.1. この辺、3つくらい記憶がかなり怪しいです。 映画見てて急に超絶怒涛のファンタジーが始まった部分だったので 頭が全く追いついてなかったです。笑

6.5.4. 19.×どうしてあっちの世界のキリコは、 眞人と同じ現世から飛んできたのに若くなっているのか

6.5.4.1. ちなみにヒミも若いまま

6.5.4.2. 更にちなみに大叔父様はあっちの世界に行った時点の年齢よりも 歳を取っていそうないでたち

6.5.4.3. 法則性が分かりませんでした。

6.5.5. 20.〇あっちの世界の若いキリコが眞人と同じ傷があると言った理由

6.5.5.1. 物語の終盤に、眞人が大叔父様に 「自分には傷がある。これは嘘をついた証だ。」 のようなことを言っていました

6.5.5.1.1. これは眞人にとって後ろめたい過去があった証なのです。

6.5.5.2. キリコにも(誰にでも)そういった傷(後ろめたい過去)はある。 そういう意味と捉えました。

6.5.5.2.1. 小説の話でも出た部分ですね。

6.5.5.3. ただめちゃくちゃ単純に、 キリコが言っていたように「沼の主?に傷を(体のどこかに)つけられた」 それだけの可能性もある。

6.6. 21.~25.

6.6.1. 21.△あっちの世界で「死んだ人たち」と言われていたのは何者?

6.6.1.1. 1900年頃に大叔父様が館を建設しようとした際に発生した死者たち

6.6.1.2. もしくは、1900年頃から死んだ人全員あっちの世界に行っているのか

6.6.1.2.1. これは後述するヒミの話と関係しています。

6.6.2. 22.△ホワホワはいったい何者なのか

6.6.2.1. 「魚の肉?はらわた?をあげると、空に浮かんでいける」 とキリコが言っていたような気がします。

6.6.2.2. ペリカンの餌になっていた。

6.6.2.2.1. ペリカンにとっては美味しいのでしょう。知らんけど

6.6.2.3. 空に浮かんでいけば、現世で新しい命になる。

6.6.3. 23.△なぜあっちの世界にヒミ(眞人の母でありフユコの姉でもある)が居たのか。

6.6.3.1. 死人はどこで死んでもみんなあっちの世界に行く?

6.6.3.1.1. そうだとするとどうしてヒミだけあんなに特別扱いなのか

6.6.4. 24.△ヒミはなぜ炎の力を使えるのか。

6.6.4.1. 火事で死んだから?

6.6.4.2. また、どうして館内では炎の力が弱まるのか

6.6.5. 25.△あの世界どうなっている?

6.6.5.1. ペリカン曰く 「海から取れる魚も少なく、 飛んでも飛んでも同じ場所に帰ってくる。 だからホワホワを食べるしか 我々ペリカンは生き残る術がない」(うろ覚え)

6.6.5.1.1. みんなが仲良く友達でいれるような世界では無さそうでしたね。

6.7. 26.~30.

6.7.1. 26.×アオサギの「穴を開けた人が直さないと治らないのです」はなぜなのか。

6.7.2. 27.×どうしてアオサギ、ペリカン、インコと、立て続けに鳥類が悪者ポジションなのか

6.7.2.1. 宮崎駿が飛行機が好きなのは有名です。

6.7.2.1.1. それと同時に「鳥」も好きなようです

6.7.3. 28.×お腹の中に子供が居る人間は食べたらダメだが、そうでない人間は食べても良い理由

6.7.3.1. ペリカンらはホワホワ食べとるのに、何言うてるんやろか って思いましたね。 ホワホワ食べていいならお腹の中の赤ちゃんごといただいちゃってもいいのでは?

6.7.3.1.1. インコとペリカンではルールが違うんですかね?

6.7.4. 29.×色んな世界とつながっている扉があり、現世と繋がっている扉番号が「132」だった理由

6.7.5. 30.△扉の先の色んな世界はどこなのか

6.7.5.1. 少なくとも1つは眞人がいた現世

6.7.5.2. もう1つは若い姿のままのヒミやキリコが帰るべき世界

6.7.5.2.1. 過去ってこと??

6.8. 31.~35.

6.8.1. 31.×インコのいた館の石の部屋でフユコが子供を産もうとしていた理由

6.8.1.1. ヒミ曰く「どの世界にもあの屋敷はあそこに存在する」らしい。(記憶曖昧)

6.8.1.1.1. なので、特別なパワースポットではあるんだろうなと。

6.8.2. 32.〇眞人がフユコがいる石の部屋に入ろうとしたとき、 ヒミは「私なら入らない」と言ったが、 眞人が迷わず入っていった理由

6.8.2.1. 頭の中で「動け」と思ったのでその瞬間に動いた方が良いと判断したから

6.8.3. 33.△自分を迎えに来た眞人を拒絶するフユコ

6.8.3.1. 自分は眞人に必要とされていないと感じていたため

6.8.3.1.1. もしかしたら他にも理由あるかもと感じる場面ではありました

6.8.4. 34.〇拒絶するフユコに対して「母さん!」と叫ぶ眞人

6.8.4.1. フユコが本心で自分を息子のように思ってくれる心を察し

6.8.4.1.1. あの場面で酷い接し方をしてしまった自分の行いを悔い、

6.8.5. 35.〇インコが掲げていたボードに書かれていた「DUCH」の意味

6.8.5.1. そのまま訳すと「公爵」とかになるみたいです。

6.8.5.2. ただ、調べたところ「duchess lorikeet」(キフジンインコ) という種類のインコがヒットしました。

6.8.5.2.1. インコの王はキフジンインコがモデルなのかもしれません。(デザインうろ覚え)

6.9. 36.~40.

6.9.1. 36.×大叔父様のところへインコがヒミを運んで行った理由

6.9.2. 37.〇大叔父様が積み木を組んでいた

6.9.2.1. あれであっちの世界のバランスを保っているようだが、ギリギリそうだった。

6.9.2.1.1. あっちの世界の不安定さの表れ

6.9.3. 38.×大叔父様が「積み木」と言ったものを眞人が「それは石だ」と言ったシーン

6.9.3.1. このシーンには一体どういう意味が込められていたのか?

6.9.4. 39.〇大叔父様が「あっちの世界はあと1日は保つ。」と言った

6.9.4.1. どれだけ知識豊富な大叔父様でも一人で世界の近郊を保つのは 不可能であるということを表している

6.9.5. 40.△大叔父様「13個集めた石を3日に1つ積み上げなさい」

6.9.5.1. 「多くの石の中からやっとの思いで見つけた綺麗な13個の石」だと言っていたような?

6.9.5.1.1. 可能性① 全部積み上げるのに39日かかる計算になる。

6.9.5.1.2. 可能性② 綺麗な、傷の無い石を集めるのは難しい

6.10. 41.~42.

6.10.1. 41.〇眞人が、大叔父様から跡継ぎを頼まれた際に「自分には傷があるから無理だ」と言った理由

6.10.1.1. 自分も過ちを犯すのが当然である人間である為

6.10.1.1.1. 1つの世界の均衡を1人で保つのは無理だと理解していたため

6.10.1.2. 眞人が跡継ぎにならなかったシーンで表現したかったもう1つのこと

6.10.1.2.1. 宮崎駿は誰も跡継ぎを見つけることができなかったこと

6.10.1.2.2. 教育して次世代にバトンを繋げることが出来なかったこと

6.10.2. 42.〇眞人がアオサギのことも友達だと言った理由

6.10.2.1. 眞人がフユコさんを連れ戻すのを手伝ってくれたから、純粋にそう思った

6.10.2.2. それにプラス、小説の最後の一説があるから、「友達」という単語が出てきたのだと思います。

6.10.2.2.1. 「僕は、すべての人がおたがいによい友達であるような、 そういう世の中が来なければいけないと思います。 人類は今まで進歩して来たのですから、 きっと今にそういう世の中に行きつくだろうと思います。 そして僕は、それに役立つような人間になりたいと思います。」(p.298)